
目次
■マウスピースの黄ばみが気になったら知っておきたいこと
マウスピースを毎日使っていると、いつの間にか黄ばみや着色が目立ってくることがあります。見た目が気になるだけでなく、衛生面も不安になりますよね。
この記事では、着色の原因と安全な落とし方、避けるべきケア方法を分かりやすくまとめました。
この記事の要点まとめ
- マウスピースの黄ばみは、色素の濃い飲食物・唾液成分・保管環境などが主な原因とされる
- ケアには専用洗浄剤のつけ置きが適しており、塩素系漂白剤や熱湯は素材劣化につながる可能性がある
- 外した際の水洗いと正しい保管が着色予防の基本で、改善しない場合は歯科医院への相談が望ましい
■マウスピースが黄ばみ・着色する主な原因
マウスピースの変色には、飲食物の色素・唾液の成分・保管環境など複数の要因が絡んでいます。原因を把握しておくことが、正しいケアへの第一歩です。
◎着色しやすい飲食物と装着中に避けたい習慣
コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなど色素の濃い飲食物は着色の代表的な原因。装着したまま口にすると、装置と歯の間に色素が閉じ込められ、短時間でも汚れが定着しやすくなることがあります。
水以外を口にするときはマウスピースを外す——この習慣が着色予防の基本です。
◎唾液の成分や保管方法も黄ばみにつながる
唾液中のタンパク質が装置表面に薄い膜を作り、そこへ色素や細菌が付着して黄ばみが進むケースもあります。
外したマウスピースをティッシュに包んだまま放置したり、外したマウスピースを洗わずに乾燥した状態でケースに入れて放置すると、唾液由来の汚れが固着し、着色が進みやすくなることも。
外した直後に流水でさっとすすぐだけでも、蓄積はかなり抑えられます。
■マウスピースの着色汚れの落とし方と漂白剤の使用はOK?
黄ばみが目立ってきたら、正しい方法でケアすることが大切です。誤った方法は素材を傷める原因になるため、安全な手順と避けるべき方法をセットで押さえておきましょう。
◎自宅でできる安全な着色汚れの落とし方
もっとも手軽で安全なのが、マウスピース専用の洗浄剤を使ったつけ置き洗いです。ぬるま湯に洗浄剤を溶かし、指定時間つけ置きしたあと、やわらかい歯ブラシで軽くこすり洗いするだけ。
研磨剤入りの歯磨き粉は装置に細かい傷をつけ、かえって汚れが入り込みやすくなるため避けるのが無難です。
研磨剤不使用のタイプや、食器用の中性洗剤を少量使う方法も有効です。当院では、患者様のマウスピースの素材に合った洗浄方法を個別にご案内しています。
◎漂白剤や熱湯を使ってはいけない理由
「塩素系の漂白剤で一気にきれいにしたい」と考える方もいるかもしれません。しかし塩素系漂白剤は樹脂素材を化学的に劣化させ、白く濁ったり表面がもろくなったりする原因になることがあります。
素材が変質するとフィット感にも影響が出るため、使用は控えましょう。
熱湯消毒も変形リスクが高いため厳禁です。煮沸やドライヤーでの乾燥も同様に注意しましょう。
■黄ばみを防ぐために日頃から意識したいポイント
着色を落とすケアだけでなく、汚れを付きにくくする日常の習慣こそが予防のカギになります。
◎飲食後の水洗い習慣と正しい保管で着色を予防
外出先でも、マウスピースを外したときと再装着の前に流水でさっとすすぐだけで、着色リスクはぐっと下がります。
マウスピース矯正中の食事の注意点については、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
◎セルフケアで落ちないときは歯科医院へ相談を
つけ置き洗いを続けても着色が取れない場合や、においや変形が気になるときは、早めに歯科医院で確認してもらうのがおすすめです。
当院では、口腔内スキャナーなどのデジタル機器を活用し、装置の適合状態も含めて丁寧にチェックしています。無理にこすったり漂白剤を試したりせず、気軽にご相談ください。
■よくある質問
Q. マウスピースの黄ばみは使い始めてどのくらいで出てきますか?
A. 個人差がありますが、飲食習慣や洗浄頻度によっては数日〜数週間で薄い着色が見られることがあります。こまめな洗浄で進行を遅らせることが期待できます。
Q. 市販のマウスピース洗浄剤と入れ歯洗浄剤は同じものですか?
A. 成分が異なる場合があります。マウスピース専用と記載された製品を選ぶか、かかりつけの歯科医院で推奨品を確認されることをおすすめします。
Q. マウスピースに着色があっても、そのまま使い続けて問題ありませんか?
A. 軽度の着色であれば使用上大きな支障はないとされますが、においや汚れの蓄積は衛生面で気になるところです。落ちにくい着色や変形が見られる場合は、歯科医院で確認してもらうと安心です。
Q. 塩素系以外の漂白剤なら使っても大丈夫ですか?
A. 酸素系漂白剤であっても、マウスピースの素材との相性が分からないまま使うと劣化のリスクがあります。自己判断での使用は避け、専用洗浄剤の利用をおすすめします。
鹿児島県生まれ
1999年3月
鹿児島県立鶴丸高等学校 卒業
2000年4月
鹿児島大学歯学部 入学
2006年3月
鹿児島大学歯学部 卒業
2006年4月~
2007年3月
鹿児島大学歯学部附属病院 臨床研修
2007年4月~
三重県内の法人内医院 勤務
2012年~2014年
滋賀県内の法人内医院 勤務 副院長
2015年~2016年
滋賀県内の法人内医院 勤務 院長
2017年~2018年
京都府内の法人内医院 勤務 院長
日本歯科医師会
三重県歯科医師会
津市歯科医師会
