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お子様の歯並び、遺伝だけが原因ではありません
下の前歯がガタガタに生えてきた、お口がぽかんと開いたまま…そんなお子様の様子に不安を感じていませんか。歯並びは遺伝だけでなく、日常のちょっとした癖や生活習慣も関わっているといわれます。この記事では、歯並びが乱れる要因と、今日から家庭で始められる3つの予防策を分かりやすくお伝えします。
この記事の要点まとめ
- 歯並びの乱れには遺伝的要因だけでなく、口呼吸・指しゃぶり・舌癖などの日常習慣も関わるとされています。
- あいうべ体操や咀嚼回数を増やす食事の工夫など、家庭でできる予防策を取り入れることが大切です。
- 6歳前後を目安に歯科医院へ相談すると、顎の成長を活かした早期アプローチを検討しやすくなります。
目次
- 子どもの歯並びが悪くなる2大原因:遺伝と「日常の癖」の影響度
- 見逃さないで!歯並びを悪化させる代表的な「4つのお口の癖」
- 今日から家庭で実践!お子様のきれいな歯並びを育てる3つの予防策
- 何歳から始める?小児矯正の開始時期の目安とこはな歯科の精密検査
子どもの歯並びが悪くなる2大原因:遺伝と「日常の癖」の影響度
お子様の歯並びに関わる要因は、大きく「遺伝的要因」と「後天的(環境)要因」の2つに分けられます。「自分の遺伝のせいかも…」と気にされる保護者さまも少なくありませんが、日々の習慣が及ぼす影響も見過ごせません3。
骨格や歯の大きさを受け継ぐ「遺伝的要因」
顎の大きさや形、歯の大きさ・本数といった特徴は、親から子へ受け継がれる部分があります。たとえば、顎が小さいのに歯が大きい組み合わせを受け継ぐと、歯が並ぶスペースが不足し叢生(ガタガタ)になりやすい傾向があるといわれます。受け口(下顎前突)のように骨格的な特徴が関わるケースもあり、この場合は早めに専門家へ相談することが望まれます3。
お口周りの筋肉や習慣が関わる「後天的(環境)要因」
一方で、歯並びに関わる要因のうち、日常の癖や生活習慣による影響は決して小さくありません。舌の位置、呼吸方法、飲み込み方、姿勢などが、顎の発育や歯の位置に日々力を加え続けています。「遺伝だから仕方ない」と諦めず、生活習慣を見直すことで予防につながる部分が多くあります。
【意外な盲点】乳歯の「むし歯」放置が永久歯の並びに影響する理由
見落とされがちなのが、乳歯のむし歯です。むし歯で乳歯が大きく崩れたり早期に抜けたりすると、隣の歯が空いたスペースへ倒れ込み、後から生えてくる永久歯の場所が不足してしまうことがあります4。「どうせ生え変わるから」と後回しにせず、乳歯の段階から丁寧にケアすることが将来の歯並びを守る一歩になります。
見逃さないで!歯並びを悪化させる代表的な「4つのお口の癖」
日常に潜む癖は、少しずつ歯や顎に力を加え、歯並びに影響を与えていくことがあります。当院でも予防矯正のカウンセリングでご相談の多い、代表的な4つをご紹介します。
指しゃぶりやおしゃぶりの長期化による「出っ歯・開咬」
指を吸う力が前歯を継続的に押し出すことで、上の前歯が前方へ傾いたり、上下の前歯が噛み合わない「開咬」につながることがあります。3〜4歳頃までに自然に卒業できるよう、少しずつ声かけを工夫していきましょう。
お口ぽかん・口呼吸が招く「顎の発育不足とアレルギーとの関係」
口呼吸が続くと口周りの筋肉のバランスが崩れ、上顎の発育不足や面長な顔立ちにつながる場合があります。アレルギー性鼻炎などで鼻詰まりがある場合は、耳鼻科との連携も大切です1。「お口ぽかん」は歯並びを乱すサインの一つとして、早めに気づいてあげたいポイントです。
舌を突き出す・唇を噛む「舌癖(ぜつへき)」の影響
飲み込みの際に舌で前歯を押す癖や、下唇を噛む癖は、特定の歯を動かす力となり、開咬や出っ歯の一因になることがあります。無意識に行っていることが多いので、家庭での観察が重要です。
現代の食生活:柔らかい食べ物による「咀嚼回数の減少」
柔らかいメニューが増え、噛む回数が減った現代のお子様は、顎の骨への刺激が不足しがちです。噛む力が育たないと顎の発育が十分に進まず、歯が並ぶスペースの不足を招くことがあります3。
今日から家庭で実践!お子様のきれいな歯並びを育てる3つの予防策
「今すぐ何かしてあげたい」という保護者さまへ、家庭で無理なく続けられる3つの予防策をご紹介します。
【対策1】お口周りの筋肉を鍛えて鼻呼吸を促す「あいうべ体操」
「あー」「いー」「うー」「べー」と口を大きく動かす体操で、お口周りの筋肉と舌の力を鍛えます。1日30回程度を目安に、親子で歯みがき後に取り入れると習慣化しやすいでしょう。鼻呼吸への切り替えを促すシンプルなトレーニングとして、多くの歯科医院でも取り入れられています。
【対策2】顎の正しい成長を促す「噛み応えのある食事の工夫」
食材を大きめに切る、根菜やきのこ、するめなど噛み応えのあるものを取り入れる、おやつを煎餅や小魚に変える…など、少しの工夫で咀嚼回数を増やせます。よく噛むことは唾液の分泌を促し、むし歯予防にも役立つとされています4。
【対策3】親が家で確認できる「子どもの歯並びセルフチェック」
仕上げ磨きのついでに、次の点を確認してみてください。
- 乳歯の間に適度な隙間(発育空隙)があるか
- 上の前歯が下の前歯を軽く覆っているか
- 安静時にお口が閉じているか
- 舌先が上顎の裏についているか
気になる項目があれば、早めに歯科医院での相談をおすすめします。当院では予防矯正のカウンセリングで、こうしたお口の癖や姿勢まで含めて確認しています。
何歳から始める?小児矯正の開始時期の目安とこはな歯科の精密検査
「そろそろ相談すべき?」と迷う保護者さまへ、受診の目安と当院の診断体制をご紹介します。
骨格の成長を活かせる「1期治療(小児矯正)」の目安時期
乳歯と永久歯が混在する6〜9歳頃に始める「1期治療」は、顎の成長を利用して歯が並ぶスペースを整えやすいため、永久歯を抜かずに進められる可能性が高まる時期といわれています3。この時期に癖の改善を並行して行うことで、後戻りしにくい土台づくりが期待できます。
セファロや口腔内スキャナーを用いた精密な事前検査の重要性
当院では、歯科用CT・セファロ(頭部X線規格写真)・口腔内スキャナー(iTero、トリオス)を導入し、骨格や噛み合わせを立体的に分析しています。口腔内スキャナーは従来の粘土のような型取りが不要なため、吐き気が出やすいお子様にも配慮した検査が可能です。
忙しい共働き世帯でも通いやすい、こはな歯科のサポート体制
当院は南が丘駅から徒歩1分、駐車場15台完備で、共働きのご家庭にも通いやすい環境を整えています。「患者さま自身が納得できる治療」を大切に、矯正初診相談ではお子様の癖・治療内容・費用・期間まで丁寧にご説明します2。津市周辺でお子様の歯並びが気になる保護者さまは、まずはお気軽にご相談ください。
参考文献
1. 厚生労働省「健康づくりサポートネット」 https://kennet.mhlw.go.jp/information/
2. 厚生労働省 公式サイト https://www.mhlw.go.jp/
3. 日本小児歯科学会 https://www.jspd.gr.jp/
4. 日本齲蝕学会 https://www.jacd.jp/
よくある質問
Q1. 歯並びが悪いのは親のせいですか?
A. 顎や歯の大きさなど遺伝的要素の影響はありますが、日常の癖や生活習慣による後天的な要因も大きく関わります。ご自身を責める必要はなく、今からできる予防に目を向けることが大切です。
Q2. 子どもの歯並びは自然に整うことはありますか?
A. 乳歯の一部の隙間(発育空隙)は正常な発育の一部で、心配のないケースもあります。ただし、明らかな受け口や開咬、指しゃぶりが続く場合などは自然に整いにくいため、早めの相談をおすすめします。
Q3. 歯並びは発達障害と関係がありますか?
A. 発達特性のあるお子様に口呼吸や舌癖が見られることがあり、結果として歯並びに影響が出るケースは報告されています。ただし直接的な因果関係が確立されているわけではなく、個別に丁寧な評価が必要です。
Q4. いつ頃から矯正相談に行くのが良いですか?
A. 目安としては、下の前歯が生えそろう6歳前後から一度ご相談いただくと、成長を活かした予防的なアプローチがしやすくなります。気になる癖があれば、それより早い時期でも構いません。
Q5. 予防策を続ければ矯正治療は不要になりますか?
A. ご家庭でのケアで改善が期待できる部分は多くありますが、骨格的な要因が大きい場合は矯正治療が必要になることもあります。定期的な歯科医院でのチェックと家庭でのケアを組み合わせることが大切です。
鹿児島県生まれ
1999年3月
鹿児島県立鶴丸高等学校 卒業
2000年4月
鹿児島大学歯学部 入学
2006年3月
鹿児島大学歯学部 卒業
2006年4月~
2007年3月
鹿児島大学歯学部附属病院 臨床研修
2007年4月~
三重県内の法人内医院 勤務
2012年~2014年
滋賀県内の法人内医院 勤務 副院長
2015年~2016年
滋賀県内の法人内医院 勤務 院長
2017年~2018年
京都府内の法人内医院 勤務 院長
日本歯科医師会
三重県歯科医師会
津市歯科医師会
