「悪い歯並び」もしかして子どもの姿勢の悪さが原因かも【こんな姿勢には要注意!】|こはな歯科|津市垂水の歯医者

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「悪い歯並び」もしかして子どもの姿勢の悪さが原因かも【こんな姿勢には要注意!】


お子様の歯並びが気になるとき、多くの保護者の方は遺伝や指しゃぶり、食生活などを気にするかもしれません。しかし実際には、子どもの姿勢も歯並びに大きな影響を与える重要な要素のひとつです。


この記事では、子どもの要注意な姿勢のチェックリストや、姿勢を整えるためにできることを解説いたします。


■姿勢と歯並びの関係


悪い姿勢が続くと、首や肩、背骨、骨盤といった身体全体のバランスが崩れ、その影響は顎の成長にも及びます。


顎の位置がずれることで歯の並びにも悪影響を及ぼし、結果的に歯並びの乱れにつながってしまうのです。特に成長期の子どもは骨や筋肉が柔らかく、姿勢の癖が与える影響が大きいため、注意が必要です。


例えば、猫背の姿勢で長時間ゲームやタブレットを操作すると、首が前に出ることで顎が下がりやすくなり、顎の正常な発育を妨げる原因になります。


このような姿勢が続くと、上顎と下顎の成長バランスが崩れ、受け口(下顎前突:かがくぜんとつ)になる可能性があります。

また、悪い姿勢は口呼吸になりやすく、口腔内が乾燥するためむし歯や歯周病のリスクも上がります。


■子どもの「要注意な姿勢」チェックリスト


お子様に次のような姿勢の癖が見られる場合は、早めの対策をおすすめします。


  • 立っているときに、片方の足にばかり体重をかけている

  • 座っているときに背中が丸くなり、猫背になっている

  • テレビやゲームをするとき、顎を前に突き出している

  • 頬杖をつく癖がある

  • うつ伏せで本を読んだり、ゲームをしたりする

  • 足を組んで座る習慣がある

  • 食事中に体を傾けたり、肘をついたりして食べている


これらの姿勢は、一見するとささいな癖に思えるかもしれませんが、成長期の骨格や顎の発育に大きな負担をかけてしまいます。知らず知らずのうちに歯並びを悪化させる原因となるため、家庭での意識づけが大切です。


■姿勢を整えるためにできること


正しい姿勢は、意識するだけで少しずつ身についていきます。まず、立つときは背筋をまっすぐ伸ばし、耳・肩・腰・くるぶしが一直線に並ぶよう意識することが基本です。


座るときには椅子に深く腰掛け、つま先からかかとまで両足をしっかり床につけるようにしましょう。


また、スマホやゲームなどをする際は、画面を顔の高さに合わせ、顎を突き出す姿勢(猫背)やうつむく姿勢を避けることが重要です。テレビを見る際も、長時間同じ姿勢でいることを避け、こまめに体を動かすよう心がけましょう。


さらに、リラックスしているときに無意識に頬杖をつく癖にも注意が必要です。寝るときには仰向けの姿勢を基本とし、枕の高さにも気を配ることが、健やかな顎と歯並びの成長につながります。保護者の方は、日常生活の中で正しい姿勢を自然に身につけることをサポートしてあげましょう。


【気になる子どもの成長についてご相談ください】


歯並びの問題は見た目の印象だけでなく、食べる、話す、呼吸する、といった基本的な機能にも影響を与える可能性があります。正しい歯並びを目指すためには、毎日の姿勢を見直すことがとても大切です。


お子様の立ち姿や座り方、普段の生活の様子を観察し、早めに正しい姿勢を身につけるサポートを始めましょう。


こはな歯科では、歯並びに関するご相談も随時受け付けております。気になることがありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。


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